院試対策公式まとめ(微分積分-微分編)
用語
微分可能
微分作用素(微分演算子)
関数に対して微分操作を作用させることを表す。のように表す。
連続微分可能
が連続であること。そのような関数をまとめて級に属しているとも言える。
マクローリン展開
また、
という表現をラグランジュの剰余項という。 とも表せる。ランダウの記号
ある関数f(x)について、 = 0 の時、
oと表す。
またx→0として、 (Mはxによらない)となる時、
O と表す。
これを用いると、は o または O と表せる。テイラー展開
マクローリン展開において0→a x →x-aとおいたもの
は o() または O ( )と表せる。テイラー級数
なら、
また、
定理
定理1 微分操作の線型性
1) を定数として、 {}
2){}
3) {} = +
4) = { - }定理2 合成関数の微分
合成関数 に対してと書くと、
定理3 逆関数の微分
定理4 ライプニッツの公式
{}=定理5 微分による関数の近似
定理6 平均値の定理
関数f(x)が区間[a,b]で連続、(a,b)で微分可能とする。このとき(a,b)上に
定理7 ロピタルの公式
f(x),g(x)がx=0の近傍で微分可能であり、とする。 f(0) = g(0) = 0としてのx→0の極限が存在するとき、
定理8 ニュートンの方法
f(x) = 0の方程式の解の近似値を求めるときに使える数値解析的方法。 f(x)が[a,b]で下に凸で、f(a) > 0, f(b) < 0,区間内の唯一の解をx=αとする。
このとき、x=aにおけるy = f(x)の接線とx軸の交点は、