院試対策〜線形代数:計量線型空間編
用語
固有関数
正規直交関係
を満たす関係
ここで関数系{ }に対して定められた (>0) を重み関数といい、このような展開をフーリエ式展開という。2乗可積分
が有限な確定値を持つとき、u(x)を2乗可積分という。
軽量線型空間
関数系{}により、2乗可積分関数が、,と一意に展開できるとする。
線型独立な正規直交基底(または正規直交関数系)に、
内積:
ノルム:
が定義され、以下の1)~4)を満足するような基底(または関数系)の集合
1)
2) ,
3)
4)であり、 = 0ルジャンドル多項式
多項式 をグラム-シュミットの直交化法によって直交関数系にしたものをとする。このとき、 としたときの
2乗平均誤差
正規直交関数系{ }によって、 適当な係数 をもつ有限級数 でu(x)に近似させるときの、近似の精度としての目安
ベッセルの不等式、パーセバルの等式
関数系{}により、2乗可積分関数が、と一意に展開できるとき、
が成り立ち、ベッセルの不等式という。
等号が成り立つときはパーセバルの等式という。完全(完備)
任意の関数についてパーセバルの等式が成立するとき、正規直交関数系{}は完全または完備という。
つまり、2乗平均誤差をゼロにすることができる。 また 関数系{}の展開により、ノルムが変わらないとも言える。フーリエ級数展開
複素フーリエ級数展開
u(x)とには、
定理