院試対策公式まとめ(微分積分-関数編)
用語
逆正弦
をについて解いたものをと表す。
逆余弦
をについて解いたものをと表す。
主値
双曲線関数
が成り立つ。
符号関数
$$ sgn(x) = \left\{ \begin{array}{} -1 & ( x < 0) \\ 1 & ( x > 0) \end{array} \right. $$
陰関数
F(x,y) = 0 のような形で表される関数
一方、y = F(x)のような形の関数を陽関数という。代数関数
をxの多項式とした時の陰関数
で定まる関数のこと。左極限
右極限
左極限と右極限が一致すると
関数の連続性
が点で連続
偶関数
を満たす関数
奇関数
を満たす関数
と分解すると、第1項が偶関数、第2項が奇関数と分解ができ、これは一意である。
凸関数
定義域内の任意の2点x,yと0 < λ < 1 を満たす任意の実数λに対し、
が常に成り立つ関数
定理
定理2.1
1) { } = +
2) = ・
3) =
なお、左極限、両方からの極限でも成り立つ。
定理2.2
が点で連続だとすると、
もで連続、なら、
もで連続。
また、 という合成関数があるとき、
が で、 がで連続ならば、
はで連続である。定理2.3
が点で連続になるためには、に近づくどんな数列に対しても、 ∞ の時、 となっていることが必要十分条件
定理2.4 中間値の定理
定理2.5 最大値の定理
閉区間[ ]で連続な関数は、この区間で最大値をとる。
以下の1),2)を用いて証明される。1) ある定数Mが存在して、閉区間[ ]で連続な関数は、
において
上式が成り立つ最小のMを区間[ ]上でのfの値の上限といい、
と表す。 2) 連続関数が閉区間[ ]で取る値には上限が含まれる。